広瀬眼科 福岡県小郡市祗園一丁目15番地の10/電話:0942−72−2721/FAX:0942−73−3676 MAP
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タイトル 目の学習室

検査と治療

目の治療

<目薬との正しい付き合い方>

先ず、あなたの点眼しようとしているその目薬は何ですか?
何の目的で医師から点眼するように言われたのでしょうか。
それを知るべきです。
点眼その瞬間
点眼その瞬間 西上信一氏提供

遠方より引っ越されて受診された患者様が「今までこの目薬を毎日数回点眼していました。」とお見せになった目薬の多いこと!
ステロイド剤あり、非ステロイド消炎剤あり、抗生剤あり、坑アレルギー剤あり、白内障の目薬あり、緑内障の薬まであります。診察のあと、「いま、あなたに一番必要な目薬はどれだと思われますか」と問うと非常に困惑されるので、「緑内障が確かにありますがどれが緑内障の目薬かはご存知でしょうか」とたずねると「さあ〜」という返事。「これですよ」「あ、一日一回点眼しています、時々忘れるけど」とお答えになりました。点眼の回数は覚えておられました。
「これすべてを点眼しているのですか」と問うとかゆかったり目ヤニが出たりしたときがあったのでもらっていたらこんなになった、とのこと。現在の症状をお聞きしたら、どうもない、とおっしゃるので、緑内障の目薬と坑アレルギー剤だけで様子を見ることになりました。緑内障の目薬は症状が無くても毎日確実に点眼をすること、それがあなたの病気を進行させずに良い見え方、良い暮らしを守っていくことであること、又、開封して数ヶ月も時間の立った目薬は効果もないばかりか悪い影響もあるから処分するように伝えると、納得されてお帰りになりました。現在は不良だった眼圧のコントロールも良好で、元気に通院を続けられています。
目薬と上手に付き合いましょう。
点眼時の注意事項 点眼方法 目薬の保存方法
〜日本眼科医会監修;参天製薬提供の小冊子より ;ご入用の方は受付窓口にお申し出下さい〜

<レーザー光凝固術>

当院でのレーザー光凝固術
当院でのレーザー光凝固術
レーザーの発見からほぼ半世紀になります。現在、病気の診断にも治療にも大活躍ですが、眼科でのレーザー使用はたいへん旧く、その発見から数年後にはルビーレーザーが、網膜症の治療にはじめて用いられました。その後、レーザー装置も日々改良され、小型化、安定化した装置となり、たくさんの方々の失明を回避できるようになっています。

どんな目の病気がレーザー光凝固の対象となるでしょうか

○眼底の病気では、網膜静脈分枝閉塞症が代表です。
新生血管の発生を抑えたり新生血管を退縮させて、緑内障の発症を防いだり、網膜の浮腫や出血を引かせて視力を守るためにレーザー治療をします。
発症時 治療後
48才 女性 発症時 視力0.2 同症例のレーザー治療後、 視力0.7

○糖尿病網膜症の場合、増殖糖尿病網膜症の増殖をストップさせ、続発する緑内障や網膜剥離を防いで失明を回避する目的で眼底全体にレーザー治療をする場合と、糖尿病黄斑症という中心部の浮腫や出血を軽減させて視力を維持又は改善させる目的で中心部(黄斑)にレーザー治療する場合と二通りあります。これらの場合、必ずしも治療が視力の回善にならないこともありますが、確実に予想される視機能の低下を最低限に抑え、失明をさせない、あるいは生活視力を守る、そのための大変有効な治療法です。
治療前 治療後
治療前 レーザー治療後

○中心性漿液性脈絡網膜症は働き盛りの男性に多い病気で、自然治癒もありますが、漏出部へのレーザー光凝固によって、病期も短縮され、運転や立体視を重視する業務に早くもどれるので、適応があれば積極的にレーザー加療を試みて良いと思われます。
治療前 治療後
蛍光眼底造影検査にて黄斑部上方に造影剤の噴出がみられた レーザー治療後 噴出はほぼおさまった

網膜裂孔のレーザー治療後
網膜裂孔のレーザー治療後
○裂孔原性網膜剥離(網膜裂孔が原因で起こる網膜剥離)になると大変な手術が必要になりますが、網膜剥離になる前に網膜裂孔が見つかれば、その裂孔を適切にレーザー光凝固することにより、網膜剥離を予防することができます。

○後発白内障のレーザー治療
せっかく白内障手術と眼内レンズ挿入術を受けてよく見えるようになったのに、眼内レンズを入れている目の中の透明な袋が(水晶体嚢といいます)自然と濁ってきてぼんやり霞むようになる人がいます。
この場合はYAGレーザーを用いて後嚢の中心部を透明にすれば、元通りに見えるようになります。数分の加療です。
後発白内障 YAGレーザー後嚢切開術後
後発白内障 YAGレーザー後嚢切開術後

○緑内障のレーザー光凝固
レーザー虹彩切開術後
レーザー虹彩切開術後
閉塞隅角緑内障は急性に起こると、急激な眼圧上昇のために、目のかすみや、眼痛、吐き気などが起こり、放置すると数日で失明することもある病気です。早急な診断とレーザーによる虹彩切開術をおこなうことにより劇的に改善します。

緑内障の種類によっては隅角や虹彩の周辺部にレーザーを照射して、眼圧のコントロールをおこなうことも可能です。

硝子体手術中の眼内レーザー光凝固術(内視鏡使用)
硝子体手術中の眼内レーザー光凝固術(内視鏡使用)
○硝子体手術中にレーザープローブを用いて、眼内レーザー光凝固をおこなうことがあります。重症の糖尿病網膜症や網膜剥離の症例におこないますが、これは手術中の特別な治療で外来治療とは異なります。

痛みはあるでしょうか

レーザーを用いる外来の治療は、メスや注射を使いませんし、痛くもありません。専用のコンタクトレンズを目の表面に付けておこなうことが多いので、点眼麻酔(目薬の痛み止め)は用います。ただし、網膜のレーザーは場所によってはズーンと痛みがくることがあり、毛様体神経の敏感な場所や若い人に多いです。

レーザー光凝固術は一般的には、外来で、短時間で終了する、施術後の生活制限もない受けやすい治療と考えてよいです。
医師

<外来でできる流涙症とドライアイの治療>

シリコンチューブ留置術(NST)

シリコンチューブ留置後
シリコンチューブ留置後
涙がいつも目から流れて拭いていないといけない状態を流涙症といいます。
角膜や結膜の病気が原因のときは先ずその治療をすることが大切ですし、異物が原因ならばそれを除去しなければなりません。
涙を鼻やのどに排泄する通り道が病気のあとや自然に狭くなり、あるいは閉塞して行き場のなくなった涙が溢れるときは、涙道ブジーとNST(シリコンチューブ留置術)をする方法があります。
外来通院で可能な手術です。局所麻酔の後、涙道をブジーで開放拡大し、再び、塞がってしまわないように、シリコンでできた細いチューブを1〜2ヶ月留置し、最終的には抜きます。閉塞の原因が鼻の病気やできものの場合は、NSTのみでは無理なことがあり、その場合は別の手術方法を選択します。

涙点プラグ挿入

涙点プラグ挿入後
涙点プラグ挿入後
ドライアイは日常の生活において非常に厄介で不快です。そして、それで悩んでいる人もたいへん多い病気です。
人工涙液や保湿液の目薬でケアしますが、点眼の回数も多く、本人にとってはそのこともつらさの原因になっていることがあります。
そこで涙が涙道へ流れていってしまわないように、涙点を小さなプラグで閉鎖してしまうのです。これの良いところは、入れていることで支障が起これば(涙が多すぎたり、合わなかったり)またすぐ取り除くことができる点です。外来で比較的簡単に受けられます。点眼の回数も減ることが多いですが、基本の治療の目薬は必要ですし、また、朝晩あるいは昼休みなど溜まった古い涙を人工涙液の目薬で洗い流す必要があります。

<白内障手術や硝子体手術、眼瞼手術>

「手術の話」の項に詳しく説明しておりますのでそちらをどうぞご覧下さい。

<アイバンクと角膜移植>

角膜が病気やケガで損傷を受けると、透明な角膜が白く濁ってしまいます。
たとえ、眼底やその他の目の中の組織が健全でも、物を見ることができなくななってしまうのです。
治療法はひとつ。献眼のご好意による別の角膜を移植することです。

久留米大学病院のアイバンク:久大眼球銀行は歴史も古く、地域に根ざした活動をしています。
http://www.med.kurume-u.ac.jp/med/hosp/eyebank/

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